更新日:2025年6月7日 | Masaki
外構工事で砂利を使うと、庭や駐車場がすっきりと整い、見た目も美しくなります。しかし、砂利の種類や広さ、厚みなどによって費用は大きく変わります。
見積もりの内容があいまいなまま工事が進むと、思っていた以上の金額になることもあります。
この記事では、砂利敷き工事でよく使われる素材や工事の流れ、費用相場などを具体的にわかりやすくまとめています。業者を選ぶ前に正しい知識を持つことで、無駄な出費や手抜き工事を避けることができます。安心して外構工事を進めたい方にとって、判断の助けになる内容です。

ただし、注意すべき点もあります。整地や防草シートの処理が不十分なまま砂利を敷くと、すぐに雑草が生えたり、歩きにくくなったりします。さらに、砂利の厚みが足りないと地面が見えてしまい、美しさも長持ちしません。費用の見積もりも不明確なまま工事が進むと、後で思わぬ追加費用が発生することもあります。
満足のいく仕上がりにするには、適切な価格と丁寧な作業が必要です。安心して工事を任せられる業者を選ぶことが、何よりも大切です。見た目の美しさと安心が、きちんと両立するよう願っています。
砂利敷き工事の費用はなにで変わるのか
砂利敷きの費用は、広さ・使う砂利・厚みなどの条件で変わります。
知らずに工事を依頼すると、思った以上の費用になることもあります。
事前に費用の決まり方を知っておくと、納得のいく依頼ができるようになります。
砂利を敷く場所の広さによって変わる
砂利敷きの費用は、面積の広さによって大きく変わります。縦と横の長さをかけて出した面積にあわせて、必要な砂利の量が決まるためです。
必要な部分だけに敷く工夫をすれば、無駄な出費を抑えやすくなります。ただし、面積を減らしても砂利の種類や厚みによっては高くなることもあるため注意が必要です。
- 面積が広いとそのぶん費用も上がります。
- 面積が狭くても砂利の種類や厚みで費用が変わります。
- 面積は、縦×横で計算します。
- 必要な場所だけに絞れば節約しやすくなります。
- 広い面積にはたくさんの砂利が必要です。
ポイント:費用を考えるときは、面積と砂利の性質の両方を見ることが大切です。
必要な砂利の量が増えると費用も上がる
砂利を敷くときにかかる費用は、使う量によって決まります。たとえば1㎡に60~80kgが目安です。砂利の大きさや形によって、必要な量が変わることもあります。
しっかり地面を隠したいなら、少し多めに準備するのが安心です。事前に量を知っておけば、無理なく計画を立てることができます。
- 面積が広いほど砂利の量も増えます。
- 地面をしっかり隠すには多めの砂利が必要です。
- 砂利の大きさによって必要な厚みが変わります。
- 1㎡に60kg〜80kgが目安とされています。
- 細かい砂利は少なめでも地面を覆いやすいです。
ポイント:砂利の量は、面積と砂利の特徴を見ながら正しく見積もることが大切です。
砂利の種類によって単価が異なる
砂利には見た目や使い道が異なる種類があり、費用もさまざまです。たとえば洋風のガーデンに合う砂利や、防犯にもなる音が出る砂利などがあります。
見た目だけでなく機能や価格も大切なポイントになります。希望や場所に合わせて、無理のない費用で選ぶことが大切です。
- 白玉石は白く丸く、見た目がやさしいです。
- ガーデンストーンは洋風の庭によく合います。
- 青砕石は踏むと音が出て、防犯にも使われます。
- 五色砂利は色とりどりで明るい印象になります。
- 瓦チップは再利用された素材で費用を抑えやすいです。
ポイント:砂利は見た目だけでなく、使い道や費用も考えて選ぶことが大切です。
砂利の厚みによって使用量が変わる
砂利をどれくらいの厚さで敷くかによって、仕上がりや使いやすさが変わります。たとえば細かい砂利なら約3センチ、大きい砂利なら4〜5センチが目安です。
砂利が大きすぎて薄く敷くと、地面が見えてしまったり安定しなかったりするため、厚みと粒の大きさのバランスをよく考えておくことが大切です。
- 砂利が大きいほど厚く敷く必要があります。
- 砂利の粒が大きいと、薄く敷いてもすき間が目立ちます。
- 厚みの目安は、小さい砂利で3センチほどです。
- 大きな砂利は、厚みを4〜5センチにすると安定します。
- 厚みに対して粒の大きさが合わないと歩きにくくなります。
ポイント:砂利の厚みは、粒の大きさに合わせて調整することが大切です。
砂利敷きの費用相場を場所ごとに見る
工事をする場所によって砂利敷きの費用は大きく変わります。
庭、駐車スペース、コンクリートの上など、それぞれに適した方法と費用があります。
あらかじめ相場を知っておくことで、不必要に高い見積もりを防ぐことができます。
庭に砂利を敷くときの費用の目安
庭に砂利を敷くときの費用の目安は、1㎡あたり3,000円〜4,000円ほどです。広さによって合計金額は大きく変わります。事前に庭の広さを確認しておくことが大切です。
見積もりの中には追加費用が発生することもあるため、金額の内訳をよく確認して進めると安心です。
- 50㎡の庭では約15万円〜21万円が目安です。
- 追加費用がかかる場合もあるので注意が必要です。
- 1㎡あたりの費用は約3,000円〜4,000円です。
- 30㎡の広さなら約9万円〜12万円ほどになります。
- 庭の広さが70㎡なら約21万円〜30万円になります。
ポイント:庭の砂利敷きは、面積と見積もりの内訳をしっかり確認して進めることが大切です。
駐車スペースに砂利を敷く場合の費用
駐車場に砂利を敷く工事では、1台分の費用は約3.9万円〜5.2万円が目安です。台数が増えるほど費用も高くなりますが、砂利の種類や地面の状態によっては追加費用が発生する場合もあります。
あとから困らないために、見積もりの内容をしっかり確認することが大切です。
- 5台分の施工は約19.5万円〜27万円です。
- 3台分の目安は約11.7万円〜15.6万円です。
- 面積が広くなると費用の合計も大きくなります。
- 1台分の施工費は約3.9万円〜5.6万円です。
- 地面の整備や砂利の種類で追加費用が発生する場合もあります。
ポイント:駐車場の砂利敷きは、車の台数と地面の状態をふまえた費用計画が大切です。
コンクリート部分の上に砂利を敷く費用
コンクリートのすき間に砂利を入れる外構工事は、見た目もすっきりして上品な印象になります。費用は1㎡あたり約0.9万円〜1.5万円とやや高めですが、耐久性と美しさの両方を求める方に適しています。
面積が広くなると費用も大きくなるため、早めに計画を立てておくと安心です。
- 30㎡の施工で約27万円〜45万円かかります。
- 70㎡の施工では約63万円〜110万円の目安です。
- 1㎡あたりの費用は約0.9万円〜1.5万円です。
- 50㎡の工事には約45万円〜80万円ほどかかります。
- 面積が広いと費用全体が大きくなりやすいです。
ポイント:コンクリートと砂利を合わせた工事は、見た目と強さを両立させる分、費用の確認が重要です。
芝生と組み合わせた場合の費用の目安
芝生と砂利を組み合わせた庭づくりでは、境目にブロックを使う工事が含まれます。1㎡あたりの費用は約1万円〜1.4万円で、見た目の美しさと使いやすさを両立できます。
広さに応じて費用は大きくなるため、全体のバランスや費用の内訳を確認しておくことが大切です。
- 30㎡の施工で約30万円〜45万円です。
- 1㎡の費用目安は1万円〜1.7万円です。
- 50㎡では約50万円〜80万円かかります。
- 面積が広くなると費用も大きくなります。
- 70㎡の施工は約70万円〜98万円です。
ポイント:芝生と砂利を使った庭には、境目のブロック費用も含めた事前の確認が必要です。
砂利敷きの工事手順と基本の流れ
砂利敷き工事は4つの基本作業で行われます。地面を整え、防草シートを敷き、ピンでとめ、砂利を敷くという流れです。一つひとつの作業を丁寧に行うことで、仕上がりの美しさと長持ちが変わってきます。
見た目だけでなく、雑草対策や耐久性にも関わる重要な工程です。
ステップ | 作業内容 | 説明 |
---|---|---|
① 整地 | 地面をならす | 雑草や石を取り除き、地面の凸凹を整えます。 |
② 防草シート | シートを敷く | 重ねる部分は10cm以上とり、雑草の発生を防ぎます。 |
③ ピン固定 | シートをしっかりとめる | 100cmごとにピンを打ち、風でめくれないようにします。 |
④ 砂利敷き | 砂利を厚めに敷く | シートを紫外線から守るため、3〜7cmの厚みで砂利を敷きます。 |
ポイント:砂利敷きは、見えない部分の作業こそ丁寧に行うことで、見た目と耐久性が大きく変わります。
まとめ:外構工事の砂利敷き費用は?砂利の条件のチェックと費用相場。どんな工事が一般的?
結論から申し上げますと、外構工事の砂利敷きは、使う砂利の種類や敷く面積、厚みなどの条件によって費用が大きく変わります。また、手順を守らずに施工された場合、見た目だけでなく耐久性や安全性にも悪影響が出るため、信頼できる業者にきちんと依頼することが重要です。
たとえば、庭に砂利を敷く場合の相場は1㎡あたり約3,000円〜4,000円程度です。これに対して、コンクリートの目地に砂利を入れる工事は1㎡あたり9,000円〜15,000円ほどと、見た目や用途によって費用に差があります。芝生と砂利を組み合わせる場合も、ブロックで境目をつくるため、1㎡あたり約1万円〜1.4万円ほどかかります。さらに、駐車場の砂利敷きでは、車1台分で約3.9万円〜5.2万円が目安です。
砂利の選び方も重要です。細かい砂利であれば少ない厚みで足元が安定しますが、大きな砂利の場合はしっかりとした厚みが必要になります。厚さが足りないと地面が見えてしまったり、歩きにくくなったりすることがあります。また、工事の基本は整地、防草シートの設置、固定、そして砂利の敷き込みという4つの作業に分かれています。それぞれを丁寧に行うことで、長持ちし、雑草も生えにくくなります。
私はこれまで多くの現場を見てきましたが、手を抜いた工事や、不要な作業を加えて高額な費用を請求する業者も少なくありません。大切なのは、適切な内容で納得できる価格の工事を受けることです。見た目が美しく、長く安心して使える外構をつくるためには、事前の知識と業者選びがとても大切になります。


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