更新日:2024年10月24日 | Masaki
外構工事を考えているけど、どれくらいお金がかかるのか気になりますよね。
玄関、フェンス、ガレージ、テラス、ベランダ、照明、物置など、お家のまわりをきれいにしたり、使いやすくする工事はいろいろあります。この記事では、それぞれの工事でどれくらいの費用がかかるのか、相場をわかりやすくお伝えします。信頼できる業者を見つけて、理想の外構を実現しましょう。

また、自分でできるDIYもあって、お金を節約できることも魅力の一つです。でも、注意が必要な点もあります。たとえば、工事をする部分が多くなると、費用も多くなってしまいます。また、素材を選ぶ時には、価格だけでなく品質も考えなければなりません。
そして、とても大切なのは、信頼できる業者を見つけることです。残念ながら、中には高いお金を取って手抜き工事をする業者もいます。だから、複数の業者から見積もりを取り、しっかりと比較することが大事です。
外構工事は家の顔を作る仕事です。慎重に、でも楽しみながら進めていきましょう。
外構工事の費用の要素
外構工事の費用を考える時、何が影響するかを知ることが大切です。まず、外構の面積があります。お庭や駐車場の大きさによって、費用が変わってきます。広い場所を整えたいなら、それだけ多くの材料や時間が必要になり、費用も上がります。自分のニーズに合った計画を立てましょう。
外構の面積とその影響
外構面積が広いと、その分、工事にかかる費用も増えます。外構面積が大きいということは、手を加える空間が多いということですから、材料費や作業時間もそれに比例して多くなります。
ですが、計画的に進めれば、無駄なく美しい外構を実現できます。
- 材料選びに注意する:広い面積をカバーするには多くの材料が必要ですが、コストパフォーマンスの高い材料を選ぶことで、全体の費用を抑えられます。
- 空間の活用を考える:全ての空間を一度に工事するのではなく、段階的に進めることで、予算を分散し、負担を軽減できます。
- 効率的なデザインを選ぶ:デザインによっては、少ない材料や工事で最大の効果を得られることもあります。シンプルかつ機能的なデザインを心がけましょう。
重要なのは、「広い面積を効率的に、そして美しく使う」ことです。このように進めれば、広い外構面積でも、無理なく、希望に沿った外構を手に入れることが可能になります。
土地の形がおかしいものでも、デザインによっては美しく生まれ変わることができます。
外構のタイプとデザイン
外構には、おうちのまわりを囲う「クローズド外構」、開けた感じの「オープン外構」、そしてその中間の「セミクローズド外構」があります。
クローズド外構はプライバシーを守れるけど、お金が一番かかります。オープン外構はお金があまりかからないけど、門やフェンスがないので開放的です。セミクローズド外構は、プライバシーも守れて、少し開放感もあるけど、死角ができることがデメリットです。
外構のタイプ | メリット | デメリット | 費用相場 |
---|---|---|---|
クローズド外構 | プライバシー保護 | 費用が高い | 一番高い |
オープン外構 | 費用が安い | フェンスや門がない | 一番安い |
セミクローズド外構 | プライバシーと開放感のバランスが取れる | 死角ができる | 中間 |
ポイントは、外構選びはプライバシーと費用のバランスを考えることです。立地によっては全てを隠しておきたいということもあるでしょう。ただ、日光が入らず、閉鎖的になると気持ちが沈んでしまうことになります。
立地を考慮して設計してくれる業者を選ぶと良いです。
工事が必要な箇所の選定
外構工事にはいろいろな種類があります。家の周りの塀やガレージ、庭、玄関の道、テラスやフェンス、門まわりなど、家によって必要な工事が違います。
工事する場所が多ければ多いほど、費用も多くなります。でも、どの工事をするかうまく選べば、お金を無駄にせずに済みます。
- 庭・ガーデン
- フェンス
- ガレージ・カーポート
- 塀・囲い
- 玄関アプローチ
- テラス・ウッドデッキ
- 門まわり
ポイントは、自分の家に本当に必要な工事を選んで、費用をうまく管理することです。
無駄にたくさんの工事を進めてくる業者には注意する必要があります。
項目別の大まかな費用
外構工事を考えるとき、具体的な項目ごとの費用を知ることが重要です。それぞれの要素がどれくらいの予算を必要とするのか、平均的な費用を見ていきましょう。=
門周りの費用:15万円から30万円
門周りはお家の顔になる大事な場所で、こだわりたいところです。門扉にかかる費用は、使う材料によって違いますが、だいたい15万円から30万円くらいが普通です。多くの人は門扉だけでなく、門塀、ポスト、表札も一緒に考えて工事をします。
- ポスト
- 門扉
- 表札
- 門塀
ポイントは、門周りにこだわることで、家全体の印象がぐっと良くなることです。
玄関アプローチの工事費:10万円から15万円
玄関アプローチは、門から玄関までの道のことで、歩きやすくするために砂利やコンクリート、石材を使って整えます。毎日使う場所なので、見た目だけでなく安全性も大切です。広さにもよりますが、だいたい10万円から15万円くらいが相場です。
- 砂利を使う
- コンクリートを敷く
- 石材を貼る
ポイントは、毎日使う玄関アプローチは、安全かつ美しいデザインにすることです。玄関自体は含みません。
塀囲いとフェンスの設置費用:50万円から100万円、40万円から60万円
外構工事には、プライバシーを守るためや防犯のために、塀囲いやフェンスがあります。塀囲いには50万円から100万円、フェンスには40万円から60万円が相場です。使う材料によって費用が変わり、アルミ、樹脂、木材などが選べます。大切なのは、安全と見た目のバランスを考えた選択です。
- 樹脂製フェンス
- 塀囲い
- アルミ製フェンス
- 木材製フェンス
ポイントは、材質と必要性を考えて、最適な塀囲いやフェンスを選ぶことです。高さによってプライバシー保護の度合いが変わります。
ガレージ・カーポート・駐車場の費用:20万円から100万円
マイカーを守るためには、ガレージやカーポートが大切です。屋根があると車を雨や日差しから守れます。
2台分のスペースがあれば、だいたい50万円から100万円くらいが相場です。縁石を置いたり、スペースをしっかり区切ったりすることもできます。
- 屋根付きカーポート
- 縁石の設置
- 台数分の区切り
ポイントは、車を守りながら、使いやすい駐車スペースを作ることです。カーポートを設置するのであれば、土地に何か埋まっていないか?水道管や下水管はないか?を確認する必要があります。
また、固定資産税の増加も頭に入れておくと良いです。
庭の造成費用:20万から100万円
お庭をきれいにする工事は、したいことによって費用が変わります。芝生を敷くような簡単なことから始めると、1平米あたり約1万円かかります。
もっと大きな変更、例えばデッキを作ったり、きれいな石を置いたり、目立つ木を植えたりすると、50万円から始まります。庭全体を新しくする場合は、100万円以上になることもあります。
- 芝生を敷く
- デッキを作る
- 庭石を置く
- シンボルツリーを植える
ポイントは、お庭の工事は小さな変更から始めて、徐々に大きなプロジェクトに進むと良いです。庭の広さによってだいぶ変わってきます。
出張費用を考えると、一気に工事をしてしまうのが良いでしょう。
テラスとガーデンルーム・サンルームの費用:50万円から
テラスやサンルームを作ると、お家がもっと快適になります。テラスは床の材質や屋根の有無で価格が変わり、
大体50万円からです。床はタイルが安く、木のウッドデッキは少し高いです。サンルームは、日光をたくさん取り入れることができて、約50万円からが多いです。
- ウッドデッキ
- タイル床
- 屋根付きテラス
- サンルーム
材質によって大幅に金額が変わります。ただ、台風などの心配から保険に加入できるのか?固定資産税はがるのか?を検討しておくと良いでしょう。
ベランダ・バルコニーの工事費:10万円から40万円
ベランダやバルコニーを新しく作るか、すべて新しいものに変えると、だいたい40万円からかかります。もし、剥がれたところを直したり、屋根をつけたり、タイルを敷いたりするだけのリフォームなら、10万円から20万円くらいです。作業する内容や広さによって、費用は変わります。
- 屋根の取り付け
- 防水加工
- タイルの敷き詰め
ベランダやバルコニーの下に部屋があるタイプの場合は、注意が必要です。特に雨漏りによる漏水が心配されます。
照明・ライトと植栽の設置費:5万円から20万円
庭の照明と植栽は、お家の外観を美しく見せる大切な要素です。照明は防犯や安全、そして素敵な雰囲気作りに役立ち、約20万円からが相場です。
センサーやLEDを使うと便利です。植栽は外からの見え方をよくしたり、家の雰囲気を良くするのに役立ち、5万円から10万円くらいです。樹木の数によって費用は変わります。
- LED照明
- センサー付き照明
- シンボルツリー
- 目隠し用植栽
ポイントは、照明と植栽で家の安全と雰囲気を良くすることです。庭の植木とライトで外観がガラッと変わります。夜に家に帰ってきたときに、気持ちが良くなるデザインが良いです。
照明に関しては、故障率を考えた上で、どのライトにするか?を検討するとよいでしょう。
物置の設置費用:3万円から100万円
物置は家の外で使うものをしまうのにとても便利です。小さいものなら3万円から5万円、もう少し大きなものだと10万円から15万円くらいが相場です。もし、バイクや自転車を入れたり、防犯性を高めたりする大きな物置が欲しいなら、50万円から100万円くらいかかります。
- 小さい物置
- 幅2mの物置
- 大きく防犯性能の高い物置
ポイントは、必要なサイズと機能を考えて、最適な物置を選ぶことです。がっちりと土地に定着したものに関しては、固定資産税が上がる可能性がありますので、設置前にしっかりと検討しておきましょう。
費用を抑えるコツ
外構工事で費用を抑えたいなら、知っておくべきコツがあります。これらのポイントを押さえることで、予算内で理想のエクステリアを実現することが可能になります。
DIYできる部分は自分で行う
自分でできる外構のDIYはお金を節約できて、お庭をおしゃれにできます。100円ショップやホームセンターで材料を買って、以下のような作業に挑戦してみましょう。
- レンガ舗装
- 芝生を敷く
- 花壇や植栽
- 砂利を敷くアプローチ
- 防草シートを張る
- ポストの取り付け
- 表札の取り付け
ポイントは、安全で簡単な作業から始めて、徐々にDIYの技術を上げていくことです。ご自身でできるところはご自身でやった方が安上がりです。ただし、数年で壊れてしまうような施工であり、しっかりしたものを望むのであれば、信頼のできる業者に依頼するのが良いです。
ハウスメーカーより専門業者を選ぶ理由
外構工事を考えるとき、ハウスメーカーや工務店に頼むより、直接エクステリア専門業者に頼んだ方が、費用を抑えることができます。ハウスメーカーは時々、外の専門業者に仕事を出すので、直接頼んだ方が中間マージンがかからず良いです。でも、複数の専門業者から見積もりを取り、比較することが大事です。ただし、住宅ローンを利用する場合は、ハウスメーカーを選ぶメリットもあります。
- 見積もり比較
- 直接依頼
- 中間マージン回避
ポイントは、コストを抑えるために、複数の専門業者から見積もりを取って比較することです。専門業者とハウスメーカーでどれだけの金額に違いがあるのか?をみてみると良いでしょう。
素材選びでコストを抑制
工事に使う素材を選ぶとき、少し考えるだけでお金を節約できます。例えば、高い天然石よりも安いコンクリートを使ったり、高価なレンガの代わりに化粧ブロックを選んだりすると、費用を抑えられます。また、玄関アプローチに砂利を使うと、見た目も良くなり、防犯にもなります。
- 化粧ブロック
- 砂利
- コンクリート
ポイントは、工事に使う素材を賢く選ぶことで、コストを節約できることです。安価な部材でもきれいに仕上げてくれる業者も存在しています。高い部材を使用するからと言って、良い仕上がりになるとは限らないので、参考として過去の実績をみてみると良いでしょう。
必要な工事を選んで費用を節約
外構工事をするときは、本当に必要な工事だけを選ぶことが大切です。全部をやろうとすると、費用がとても高くなってしまいます。だから、何が一番大切かをよく考えて、その部分だけをきれいにする計画を立てましょう。
- 本当に必要な工事を選ぶ
- 大切な部分だけをきれいにする
スタイリッシュでかっこいい家に住みたい気持ちはわかります。ただ、数年単位でメンテナンスコストがかかる場合は、コストを天秤にかけると必要ないと思われる箇所もあるかもしれません。
全部を工事するとキリがないので、本当の必要な箇所を見極めるようにしましょう。
よくある質問とその回答
外構工事に関する疑問は多くありますが、ここでは特に多くの人が持つ質問に焦点を当て、明確で役立つ回答を提供します。これにより、工事をスムーズに進め、予期せぬ問題を避けることができます。
工事費用や着手金の支払いタイミング:最初に30%
外構工事の支払いは、通常工事の始めに30%、途中で30%、そして終わった後に40%を支払います。でも、これは工事会社によって違うので、始める前にしっかりと確認することが大切です。
支払いタイミング | 支払い割合 |
---|---|
工事開始時 | 30% |
工事途中 | 30% |
工事完了後 | 40% |
ポイントは、工事の支払いプランを事前に確認することです。工事業者によって大きく変更がある場合がありますので、注意しましょう。また、途中で会社が倒産した場合は料金回収は難しくなるため、できる限り先払いはやらない方が良いとされています。
見積もりにかかる期間:1週間から2週間
外構工事の見積もりを取る時は、まず現地確認と打ち合わせが必要です。その後、見積もりが出るまでにはだいたい1週間から2週間かかります。もし急いでいる場合は、早めに見積もりをもらいたいと業者に伝えると良いです。
- 現地確認
- 打ち合わせ
- 見積もり提出
ポイントは、見積もりが必要な時は事前にスケジュールを確認して、必要に応じて早めに依頼することです。
ざっくり概算を口頭で聞いておいても良いかもしれません。なお、相見積もりをしていることに関して、伝えることで早めに見積書が出てくることもあります。
まとめ:外構工事の費用の平均は?
外構工事をするときには、費用を適切に抑えて、満足のいく結果を得ることが大切です。外構工事の費用は、工事の種類や選ぶ素材、工事の範囲によって大きく変わります。
例えば、門周りの工事には15万円から30万円、庭の照明には20万円くらい、物置の設置には3万円から15万円、そしてカーポートの設置には50万円から100万円が相場です。また、庭やテラス、ベランダの工事も、どれくらい大きな変更を加えるかによって、50万円から100万円以上かかることもあります。
重要なのは、必要な工事を厳選して、本当に必要な部分だけに投資することです。全ての工事を一度に行うのではなく、最も重要な工事から順番に行うことで、無駄な費用を省くことができます。
また、DIYできる部分は自分で行うことで、さらに費用を抑えることが可能です。しかし、専門的な技術が必要な工事は、信頼できる専門業者に依頼することが大切です。
ハウスメーカーよりも専門業者に直接依頼した方が、コストを抑えられることが多いです。ただし、依頼する業者を選ぶ際には、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。
外構工事の支払いについては、工事開始時に30%、途中で30%、完成後に40%を支払うのが一般的ですが、業者によって異なるため、事前にしっかりと確認しておくことが必要です。見積もりを取る際には、現地確認と打ち合わせが必要で、1週間から2週間ほどかかることが多いですが、急ぎの場合は事前にその旨を伝えておくと良いでしょう。
最終的に大切なのは、外構工事で詐欺に遭わないためにも、信頼できる業者を選び、必要な工事を厳選して、適切な費用で満足のいく工事を受けることです。


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